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ボリューム満点の2枚組
発売前のスタッフ・コメント等では、「ベロニカ」を普通にプレイすると10時間はかかると発言されていました。
実際どうかというと、その発言に偽りなしといったボリュームでした。
DCの独自メディアであるGD-ROMは、この当時ではDVD-ROMよりは劣る容量ではあったものの、CD-ROMに比べれば大容量である事に変わりはありません。
その大容量ディスクを2枚使った本作は、確かに同種のアクション・アドベンチャー・ゲームとしては、間違いなく№1のボリュームを誇っていたと思われます。
何の予備知識も無しに、ゲーム内にあるヒントだけを頼りにプレイしていった場合、初回プレイで5時間を切るというのは、ほとんど不可能と思われます。
因みに5時間としたのは、ランクSの条件が5時間以内のクリアとなっているからです。
しかもセーブ無し(ディスク・チェンジの際のセーブのみノー・カウント)でのクリアでないと、このSランク・クリアには至れないので、従来のバイオ作品と比べて、かなり条件は厳しいです。
新作が出る度に、何かしら新しい要素が加えられているバイオですが、本作では二丁拳銃が使えるようになりました。
要するに、銃を両手別々に持ち、それぞれに狙いをつけて撃てるというモノ。
サブ・マシンガン系を使う事になるので、正確には「拳銃」とは言えないかもしれませんが。
これは一長一短で、オート照準だと片方は当たるけど、片方は外れる事が多いです。
また、1体に集中して攻撃したくても、勝手に違う方向へ片方は向いてしまうケースが多く、その調整も面倒なところが。
あと気になったのが、攻撃に際しての変更点。
今までは攻撃ボタンを押し続ければ弾を発射していてくれたのですが、今回は1回1発の発射となっていたのです。
つまり連射するには、連射したい数を押さないとダメという事。
3発発射したいなら、3回押さないとダメで、これはかなり面倒でした。
1番困ったのが、DCコントローラーでは操作し辛かった事です。
とくに十字キーの反応が酷く、前に向かって走ろうとしてもジグザクに走ったり、攻撃で下方攻撃しようと十字キーを下に押し込むと、その場で回転を始めてしまったりと、かなり参りました。
実際、同じような感想を持った人は多く、このコントローラーのせいで、何倍も難易度が上がっているとの皮肉をコメントしてた人もいた程です。
私もこれはダメだと思い、PSコントローラーをDCで使える周辺機器を別途購入し接続。
これにより、スムーズにプレイ出来るようになりました。( ^ ^ ;
それだけに、今更ながら任天堂が生み出した十字キーの性能は凄かったんだと実感します。(GCコントローラーの十字キーでは、このような事はありませんでした)
本作にも、個性的なキャラクターが登場しますが、初登場からインパクト抜群なのが、当面の悪役となるアルフレッド。
既にイッてしまっている気配を漂わせていますが、彼の素性や背景を垣間見ると哀れな人物であった事が分かります。
それでも同情はしても、許せるかは別問題ですが。(汗
今回パートナーとなるキャラは、スティーブという17歳の少年。
ストーリーを進めていくと、彼が置かれた状況や背景が分かり、また、クレアに対しての淡い想いが描かれていきます。
この辺にグット来る女性ファンも多く、結構人気のあるキャラクターです。
終盤に起きる出来事が、それを一層倍化させているんでしょうね。
彼を一時的に操作する事も出来、私的にはその際に発生させられるチョットしたイベントが好きです。
目的の場所へ辿り着く前に、1度だけクレアの元に戻ると発生するショート・イベント。
この時のクレアの反応は幾つかパターンが用意されていて、どれが発生するかはランダム。
個人的には「お姉さんが手伝ってあげましょうか?」と声をかけるパターンが好きです。(笑
そして、その後のスティーブくんの動きが実に可愛らしいですね。
この場面観たさに、戻らなくても良いクレアの元へ戻ってしまいます。
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【2005/05/07 23:24】
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